FPがアドバイスするなら

「住宅ローン借り換えで、金利部分を節約できる!!」という広告宣伝が増えています。それは正しい面もあるのですが、リスクもあることを知った上で、挑戦して欲しいとファイナンシャルプランナーたちは考えています。

かつて、私たちのようなファイナンシャルプランナーが「住宅ローンの繰上げ返済」を勧めてきた歴史があります。それは、バブル期に住宅を購入したことで、高い金利のローンを組んでしまっている人に「早く返済したほうが、金利部分の節約ができますよ」という思いからのことでした。

しかし、その考えが過熱気味となって「手持ちの貯金を全てはたいてでも、住宅ローン返済を!!」と考えてしまう人が増加しました。

私たちファイナンシャルプランナーとしては「少なくとも、半年から1年半分くらいの生活費や、不時の出費に備えたたくわえを確保できるなら、住宅ローンの繰上げ返済を考えましょう」という考えに変わっていっています。

住宅ローン借り換えに関しても、「低い金利だから」と飛びつくことのないように、私たちはお勧めしています。

現実に「キャンペーン金利」をうたった商品があり、非常に低金利で魅力的な商品に見えるのですが、多くの商品は、一定期間のみが低い固定金利で、その期間が終了したら変動金利となるものが多いのです。

こうなると、ほとんどの場合は「数年後から高い金利を払わなければならない」ということになります。

かつて「ゆとり返済」や「ステップ返済」という、借入をしてからしばらくは、返済総額が少なくて済むといった住宅ローンが提供されていたこともありますが、あまりにも「数年後には稼げるようになるかもしれない!!」という安易な気持ちで借入る人がふえ、結果的には自己破産をする人も多かったために、この制度は廃止されています。

ファイナンシャルプランナーとしては「住宅ローン借り換えは落ち着いて!!」とお話したいのが、本当の気持ちです。

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